除草剤や殺虫剤を使用しない無農薬水稲栽培はこれから二ヶ月間ひたすら草刈り、水漏れ対策です。

草を刈る理由は8月に発生するカメムシ対策です。

この季節から越冬したカメムシの成虫がイネ科雑草に卵を産んだりします。

昨年は東京から通いでやっていたこともあり、草を刈らなければ蜘蛛が増えるとか、高刈り(地際から5cmくらいのところを刈る)すれば草が抑えられるとか色々試しました。

カメムシ100匹に対して蜘蛛は多くても10匹、高刈りはイネ科雑草がない前提の話しで、田んぼは水分が多い為イネ科雑草だらけです。

昨年の教訓から、例え蜘蛛がいなくなろうとも生物の生息地にしないことが一番の解決策と、二週間に一回荒野の大地になるくらい草を刈る事を決めました。

窒素と農薬はセットなので窒素もギリギリまで切り、雑草量、カメムシの量も減らします。

稲自体を固く作る必要があるため「ケイカル」ケイ酸とカルシウムも欠かせません。

ウチの圃場にはカドミニウムはないですが、ケイカルはカドミニウムを三分の一に軽減する能力があります。

化学物質過敏症患者にはとてもありがたいです。

水漏れ対策に土嚢で堰を作っても水は土の柔らかいところを突破していくらでも漏れてきます。

それでも水深を深くしないと水田雑草が増える為止め続けます。

休耕田、耕作放棄地、耕作不利地、本業の方々が手を出さない理由はやるとよくわかりますね。

■ 参考

土嚢で堰を作る

畔塗りと水稲育苗失敗

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