2024年1月9日更新

■ はじめに

現在僕は外出出来ない、着る服もない化学物質過敏症及び、検査項目の90%がアレルギー反応を示す状態から立ち直り、マスク不要、行動制限無しの生活をしています。

本来は医療機関に行って治して下さいと言いたいところですが、

化学物質過敏症、線維筋痛症、脳脊髄液漏出症、慢性疲労症候群の診断書の記載例や認定事例等|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

障害年金を受給できる程の難病で、行っても治してくれるわけではありません。

そこで自分が治った過程を残しておくことにしました。

当サイトでは、アフィリエイト、物販、情報商材等への誘導は行っておりません。

■ これらの病気は何に起因しているのか?

全ては血行不良によるもの、血行不良は冷え性という形で確認が出来ます。

血行不良の一番大きな要因は遺伝、腸の障害を持っている可能性が高く、リーキーガット症候群(腸漏れ)が起こっていると考えています。

リーキーガット症候群は、腸から血液中に流れ込んではいけないものが漏れ出し全身に炎症が起き、それが浮腫みとして現れ毛細血管を圧迫し血行不良を起こします。

化学物質過敏症、電磁波過敏症、動脈硬化、アトピー性皮膚炎、喘息、認知症、発達障害、脂肪肝、アレルギー、慢性疲労、鬱、不眠、イライラ、月経不順、原因不明の体の痛み、膠原病、関節炎、不妊症、甲状腺疾患

上記のような疾患を引き起こすとリーキーガット症候群の専門医のサイトで紹介されていました。

僕が検査項目の殆どにアレルギー反応を起こした理由もリーキーガット症候群の可能性が高く、上記の半分の症状に自覚がありました。

血行不良と化学物質過敏症の関係性の根拠は、化学物質過敏症患者は顔のサーモグラフィーを撮ると顔面の中心部の温度が優位に低いという特徴があると、現在は閉鎖された相模原病院アレルギー科にて指摘されていました。

克服後家内より「以前は手が凄く冷たかったのに最近は温かいね」の一言でハッとしました。

加えて肝臓、脂や毒物の処理を行う能力が低い、お酒が飲めない、脂肪肝と診断された、油物が苦手という方も多いのではないでしょうか?

■ 化学物質過敏症を起こしやすい体質と発病までの過程

僕は幼少期から健康診断で「尿にタンパクが混ざっている」という指摘がありました。

小児喘息、車酔いもあり、ゴムにふれるとミミズ腫れが出来る、青年期にはニキビもありました。

大人になると痩せているのに脂肪肝でした。

発病前には、激務、糖質が多い外食、薬の多様、腸内環境に悪い事を重ね血行が悪化、抗菌剤入り洗濯洗剤程度の毒性が処理できなくなり表面化した症状として化学物質過敏症や電磁波過敏症、アレルギー、その他複数の疾患につながっていったと解釈しています。

■ 重症度の定義

グレードを三段階に分けます。

① 社会生活が送れている人

恐らく化学物質過敏症だろうと思っている、又は診断を受けた、それでも通常の社会生活が送れている人。

② 社会生活が辛い人

社会生活は送れているが休日等は外出したくない、外出先に制限がある人、怠くて出掛けられない人。

③ 社会生活が送れない人

着れる服の選択肢がない、外出が出来ない、家の中でもマスクを手放せない人。

■ 重症度に関わらずまずやるべき事

バランスの良い食事の継続的な摂取、洗濯洗剤、除菌剤等の排除

以下は化学物質過敏症、リーキーガット症候群、肝臓対策、全ての要素が入っており、血行が良くなり一か月かからず改善されます。

命の野菜スープとボーンブロスの摂取、糖質の多い食品を減らして下さい。

命の野菜スープで物凄い量の便が出てきて腸内が綺麗になります。

ボーンブロスで腸壁の強化、肝機能が改善されます。

糖質を減らす事でリーキーガット症候群の主原因であるカンジダ菌を減らす事が出来ます。

どれか一つだけなら命の野菜スープだけでも良いです。

作り方はこちらを参考にして下さい

バランスの良い食事を継続的に摂取、詳細は下記を参考にして下さい。

厚生労働省 – 食事バランスガイド

各食品の栄養成分については下記を参考にして下さい。

食品成分データベース 文部科学省

大雑把な物は下記を参考にして下さい。

栄養素別食品一覧 グラムのわかる写真館 | 簡単!栄養andカロリー計算 (eiyoukeisan.com)

最後に洗濯洗剤、除菌剤、消臭剤等の排除です。

洗濯は洗濯機で水洗い、油脂を含む仕事着等は、ミヨシの無添加石鹸等で洗ってください。

これで良くならない人は我慢強い人で、自身がグレード②or③だと知らないだけ、僕らは物心ついたころから健康だった経験がないので無理もありません。

■ 重症度グレード②の人

すでにリーキーガット症候群がかなり進行している状態、手足の指先が氷のように冷たい時、秋から冬にかけ体が痒い(アトピー性皮膚炎)、蕁麻疹も多く、血行が正常とは言えない、緊急的に毒物を排除する必要があります。

■ 記録を付ける

その日の体調、気になった事、食べた物を記録して下さい。

■ リーキーガット症候群対策

体に良いと流布されているものとして発酵食品がありますが、リーキーガット症候群はカビや発酵に弱い面もあり推奨しません。

多岐にわたるので、調理器具、調味料、主食、副菜、主菜、乳製品、果物の順に説明していきます。

・調理器具

テフロンはダメです。

調理器具は、古くからあるメーカーで、ある程度高い物を使用して下さい。

食器用洗剤は不要で、お湯とたわしで洗う、気になる方は熱湯消毒をして下さい。

・調味料

精製されたもの、真っ白い塩や砂糖、化学調味料、食品添加物等は厳禁です。

藻塩、甜菜糖、サトウキビ等、茶色い調味料を使用して下さい。

水は基本的にはミネラルウォーター、調理中は浄水器を通した水を15分以上沸騰させて下さい。

油は自然農のオリーブオイル等をお勧めします。

マヨネーズやコンソメ、ソース等加工済みのものもヒスタミンが多い為避けて下さい。

・主食

糖質は不要なので全てカットするのが理想、ですが継続出来る事ではないので、常に量を考えて下さい。

グルテン(小麦)もしかり、毎日食べるのではなく二週間に一度食べる程度にして下さい。

僕は米は食べずレンズ豆、ひよこ豆、いんげん豆(食物繊維が凄い)が主食です。

大麦やオートミール等は腸への負担が非常に大きい為推奨しません。

主食は減らせば減らす程化学物質を感じなくなります。

・副菜

野菜の持つレクチンは、レンコン等のネバネバ成分でしか軽減されない為、皮を剥く等徹底して下さい。

糖質の多い芋類は量に気を付けて下さい。

同じく、ヒ素を多く含む海藻、カビのキノコ類、刺激の強いヒガンバナ科(ネギ、玉ねぎ、ニラ、アサツキ等)も気を付けて下さい。

トウモロコシ、大豆は腸への負担が非常に強い為食べないのが賢明です。

その他ひよこ豆、エンドウ豆等豆類の持つレクチンは熱に弱い為、1時間以上煮る事で腸への負担が軽減されますが、糖質が多い為量に気を付けて下さい。

・主菜

主食を絞る分主菜がメインになります。

肉類は脂身に気を付けながら食べて下さい。

毎日食べれる方は少ないと思いますが、糖質制限をすると無性に食べたくなります。

魚類はDHA、EPAがとても腸に良くお勧めの主菜です。

気を付ける点として、肉全体、大型魚、海底魚は、生物濃縮され毒性が溜まりやすい(特に水銀)ので気を付けて下さい。

大豆は腸への負担が非常に大きい、さらに醤油、味噌、納豆は発酵食品でもある為避けた方がよいと思います。

卵は非常にバランスの取れた食品です。

1日に一個食べるだけでも多くの不足する栄養素をまんべんなく補ってくれます。

・乳製品

バターを除く乳製品、牛乳、ヨーグルト、チーズ等のカゼインは体内で処理出来ない、腸に良くないカビや発酵食品の為量に気を付けて下さい。

・果物

出来るなら加熱した方が良い(ジャム)、酵素の強い物ならなおさらですが、糖質の塊なので量に気を付けて下さい。

・その他

食全般に言える事として、ヒスタミン、調理してから時間の経過したものも腸に良くないです。

ベーコンやソーセージ、ひき肉、練り物、シラス干し、干物等の加工品、加えて、お惣菜、テイクアウトはお勧めしません。

体が辛い日はボーンブロスを多めに飲むと多少軽減されると思います。

個別に体に合う、合わない食べ物の探し方は、食事中、食後の指先の温度変化を気にしながら食べて下さい。

冷たくなった時は合わないものが混じっています。

歯磨きは最低一日5回、水と電動歯ブラシだけで良いです、カンジダ菌を減らす事が出来ます。

「食べれるものがないような・・・」という感想だと思いますが、その通りで、僕も昼は気にせずに色々試しています。

ただ、概ね24時間以内に「なんかイライラする、肩が凝ってる、手が冷たくなっちゃった、化学物質に過敏」とか、炎症から浮腫みへという形で体に合わないサインが出ます。

日本の栄養学の権威は「栄養は偏って食材に存在しているので色々な物を2週間サイクルで食べて下さい」と言っていますので、色々をちょっとずつ、糖質や添加物いっぱいのコンビニ弁当やファストフードを目いっぱい食べるのはダメです。

■ 重症度グレード③の人

僕もグレード③、外出出来ないのはもちろん、着る服もないところまで追い込まれました。

ここまで来てしまうと毒性のあるものは全て排除の必要があります。

グレード①、②の人も、買い替えの際に参考にして下さい。

グレード③にも良い点があり、究極的に過敏になっている為、人体に良いものと悪いものが分かる体になっています。

まず裸になり深呼吸、パンツを履いて深呼吸し同程度の深さで呼吸が出来たか、浅くなった時は体に良くないサインです。

それをトップス、ズボン、物ならば触って、テーブル、電化製品等々、あらゆるもので試して下さい。

いずれ触れるだけで善し悪しが分かるようになると思います。

体に悪い物は排除、買い替え等速やかに行って下さい。

・直接肌に触れる下着、パジャマ

天然繊維100%で「無漂白」「無添加」「無染色(若しくは天然染料)」または、「商品としてエコテックス認証を取得しているもの」にして下さい。

なお、一度でもアリエールのようなものや、柔軟剤等で洗濯してしまったものの香り等は除去するのが難しい為、買い替えて下さい。

・Tシャツやズボン、スカート、ワンピース等

天然繊維100%で危ない染料を使用していないもの、よくオーガニックショップ等においてある天然染料で染めました的な服が無難です。

こだわるならエコテックス認証を受けたものがベストです。

白い服を購入する際にはブラックライトを持参してください。

・アウター

最も安全な物は下着類と同じですが、天然繊維100%であればそこまでシビアには考えません。

・その他

違和感を感じる服はベランダで日干し陰干し、数日の事もあれば年単位の事もありましたが、それでも元々良い物にはかなわない、割に合わない感じがします。

医療用不織布マスクを二重、防塵マスク等で化学物質を吸い込まないように身を守って下さい。

なるべく楽な格好、物理的に腸を締め付ける洋服は避けて下さい。

エアコンはビーバーエアコンを使用し、24時間稼働でドライにしています。

僕は賃貸住宅ですが、壁も床も洗剤まみれで3年経過しても臭い、体調が良い日に少しずつ雑巾で水拭きして下さい。

拭いている時の洗剤臭がかなり強く、それが半日は続きます。

換気口は最も安全なところから、竹炭フィルターを使用すると安心ですが、ある程度空気を入れないと調理の際一酸化炭素中毒のリスクがあります。

・部屋の物

プラスチック製品、ブラックライトに反射するもの、原油由来のソファーやクッション、カーペット、人形、ビニール袋等は極力排除します。

本や紙もブラックライトに反応するものが多く、インク自体がよくない為極力排除です。

ティッシュは無香料の物を使用。

家具類は無垢素材で無塗装、無ウレタンの物。

持ち込まれるものとして、配送屋さんは置き配、解体も玄関の外、買い物時は箱や袋は断る、ゴミ袋は玄関に置く、は今も習慣になっています。

・寝室の物

ベッド、シーツ、枕、掛布団、全てエコテックス認証を取得した物を使用しています。

・洗面所や浴室、トイレの物

手洗い石鹸とリンスはミヨシさんの無添加の物を使用、歯磨き粉、シャンプー、洗濯洗剤、整髪剤、コスメ類は家にありません。

トイレットペーパーは無香料の物。

電化製品は極力黒い色の物、EU圏内メーカーの物。

シャワーヘッド交換型のカートリッジ式浄水器を使用、風呂釜は不使用です。

・その他

睡眠不足、寝つきが悪い人は部屋に葉っぱ付きの花を飾って下さい。

■ メンタルの切り替え

上記を全て行うと概ね症状が収まり学生のように元気になっていて、何か行動したくなっているはずです。

症状が収まっても匂いに対して敏感になっているのはメンタル面が大きいので、匂いが分かる事と症状が出る事は違うと認識できるようなトレーニング、例えば自分はもう治っていると思い込む、記録する際に治ったと書く、部屋に盛り塩を設置する等を行ってください。

発症以前は匂いや食べ物に対してそこまで気にしていなかったはずなので、そこに近い状態に戻していくという事です。

■ もし僕があなたを治しに行くのなら

過去の自分を治しに行くというシュミレーションをしてみました。

もしあなたを助けに行くとしても同じような事をすると思いますし、同じように治っていくと思います。

僕にはあなたの苦しみが分かるので。

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 1

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 2

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 3

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 4

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 5

化学物質過敏症克服者が過去の自分を最短で治すシュミレーション・Day 14

■ さいごに

これらの情報は、断食をし、一つ一つ食べてはメモを繰り返し数年かけ体で調べました。

物は断食後敏感になった状態で触れば良し悪しが分かります。

訓練すれば断食しなくても分かるようになります。

僕が劇的に良くなったのは命の野菜スープとの出会い、強い活力を得られたのがボーンブロスです。

運動は血行に良いのでやった方が良いですが、無理にやらなくても健康になると子供のように運動したい欲、お出掛けしたい欲が爆発するので、思うままに過ごしていれば良いと思います。

上記に関わらず、遺伝子が皆違うので、合うもの、合わないものを探し続けて、自分なりの方法を見つけて下さい。

治れば正解、治らなければ不正解、不正解の方で上記に記載されている事をやっていないなら、やって下さい。

これは健常者にも有効で、特別化学物質過敏症がどうのという内容ではなく、厚労省調べで「日本国民の約50%が何らかのアレルギーを持っている」それらの方々にはもちろん、超健康児の家内でさえ恩恵を受けている健康法の一種です。

継続している実験の成果は毎月1日に更新しようかと考えています。