最終更新日 2023年4月13日

■ 地理院地図

標高:12.6m~16.7m

■ NARO国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 日本土壌インベントリー

土壌分類名:細粒質班鉄型グライ低地土 F2a2t1
(次表層の土性が重埴土、シルト質埴土、軽埴土、砂質埴土、シルト質埴壌土、埴壌土、砂質埴壌土である斑鉄型グライ低地土。)

■ 秋田地域振興局農林部農業振興普及課データ

土壌統名:東浦統
所属土壌群:グライ土
所属土壌統群:細粒強グライ土
pH(H2O):5.1 全炭素:4.26% 全窒素:0.365% 塩基交換容量(CEC):38.1 石灰:441.0 苦土:154.0 可給態リン酸:11.3
酸化還元性がⅢ等級以外はほぼⅠ等級

■ その他

小山間部、日昭条件は一部を除き良好、強風地帯、水源は専用溜池、水路は一部のみU字溝で未整備、約20aが4枚。

■ 2019年 目標 流れをつかむ

東京、秋田間を車で往復。3月より月に一度約10日間漫画喫茶泊で作業。(8月に移住)
1年休耕田約46aを使用、畦畔を修復し牛糞堆肥1t/10aのみ3月に施肥、あきたこまち、苗は購入、鴨を利用、農業機械は村長よりレンタル。

結果鴨の糞の影響か糞の味がしたこともあり食用にせず一部廃棄、一部ぼかし肥料として再利用。

■ 2020年2月実施土壌分析結果

※ 圃場による

pH(H2O):5.00~5.84 全窒素:0.29~0.77% 塩基交換容量(CEC):27.30 石灰:200.47~284.00 苦土:67.78~118.69 可給態リン酸:3.80~51.22 加里:24.40~50.00

■ 2020年 目標 狙いを持って実践する 食味値80点以上

秋に米糠100kg/10a散布、明渠約500m掘削、山林の伐採。
バックホーをレンタルし耕作放棄地の除草、伐根、用水路、排水路の泥上げ、畦畔作成。
3/12 米糠、菜種油粕、有機石灰、竹藪の落ち葉、蟹殻、粘土、黒糖、オリゴ糖、イースト菌、くず米、ニガリのボカシ肥料仕込み320kg。
3/21 昭和酵素Hi-S消毒。
4/3 ケイカル100~140kg/10a、リン酸不足圃場のみバットグアノ20kg/10a散布。
4/9 播種、無消毒山土と燻炭、みみず堆肥覆土、あきたこまち 104枚、ゆうだい21 36枚、120g撒き、路地プール育苗。
5/7 田起こし
5/20 入水
6/4 代掻き
6/7 田植え、ボカシ肥料散布

■ 結果

育苗失敗に始まり、三回代掻きも思うように出来ず、雑草対策に田植え後ぼかし肥料散布後無酸素状態のようになり水質悪化、除草追いつかず、近隣からの柔軟剤消臭剤で圃場に近づけず、食味コンクールに送ってみたところ60点台で話にならず、その後新潟県津南町へ視察に行ったところ『美味しさは作るのではなく土壌や水が作り出す』と思い知らされる。