食欲が止まりません。
引っ越しで代謝が上がったのもありますが、食べ物が美味しいのもあると思います。
京都で高いお金を出して買った物よりそのへんのスーパーの方が美味しいのはどういう事だろうと二人で話をしています。
夕食は刺身と焼き魚とポークソテーとか「熊本だったら炭水化物抜き生活は余裕だわ」と家内が言っています。
探してみたらオーガニック系ショップが目の前にあり「今日から有機野菜を取り扱います」と店長さん、その人もめちゃくちゃ良い人で、良い人過ぎてバイトたちに舐められているという「京都みたいだな」と思いました。
二人の決め事は「どんなに美味しくても調査の為にリピートは避けよう」と、喫茶店、ランチ、外食に限らずお惣菜も、食材の刺身も魚も肉も、九州産のものが優先です。
区役所、郵便局、銀行、警察署、その間にもオシャレな洋服屋さんがありなかなか前へ進みません。
シャワー通りというその昔オシャレスポットだったところでタバコを吸いたむろしている60代くらいの人達を発見、その年代なのに格好がストリートな感じ、青島刑事のモッズコートに黒ジャージのパンツ、オレンジの靴下、白のハイカットスニーカー、めちゃくちゃファッションに詳しい人で熊本ファッションの歴史、文脈を教えてもらいました。
メインとなるお店の閉店、古着も金持ちの為のものになった、冷めた目をしている人もいて「ここは終わったよ」と。
たぶんここが終わったのではなく日本全体がそうなっていて熊本だけがそうなっているわけではない、外から来た人間である僕は思います。
まだマシですよと思いましたが一度贅沢を経験した人間が平凡な生活に慣れるのは本当に難しい事で、化学物質過敏症患者が一番苦しんでいるのはまさにそこ、何事もなく外を歩けなくなった、別に死ぬわけでもないのに受け入れられない、その死ぬわけでもないところが思い切った食事制限にも踏み切れない難しいところ、意志の強さを試されるところです。
諦めというかそういう雰囲気は京都や秋田を思い出させ、だから若い人と話をしている方が楽しいんだなと。
電気屋もベスト電器というところがあり鶴屋百貨店周辺で全てが揃います。
毎日3~5人の知り合いが出来ていく、すでに知り合いの知り合いは知り合いみたいな、京都も狭かったですが熊本はもっと狭い、1年かからずファッション関係の人はほぼ知り合い、お店の人も「あの移住者の人達来た事ある?」みたいな感じで認識される気がします。
僕は自分を磨いていきたい、自分のことに集中していれば環境など関係ない、とはいえ香害はない方が良い、食事に含まれる毒は少ないに越したことはない、何をするにも体を使うわけで健康であることが大前提、今の健康を維持し無我夢中のまま死んでいきたいなと思ってます。