旭一号のストイックな自然栽培米、玄米をどれだけ煮込んでもダメという事が前回分かったので、発芽させることにしました。
発芽については田んぼをやっていたので何となくイメージがつきます。
農家の方法は、まだ水温が10度を下回るような寒い時期に、金魚のブクブクを入れたバケツや風呂窯に10日間くらい入れて毎日水を入れ替えます。
発芽は揃わないので、最後の数日はサーモスタッドを使い30度くらいにして一気に発芽させます。
種籾が発芽するのは当たり前ですが、玄米が発芽するとは知らず、とても興味が湧きました。
積算温度と酸素量で発芽は決まるはずですが、酸素は送れないので人肌程度のお湯を入れて24時間放置しました。
24時間経過すると発芽する時の独特の懐かしい匂いがしました。
室温が25度程度で放置だと、水を変えながら二日くらいやった方が良いかもしれないと思いましたが、とりあえずリゾット作成開始です。
結論、すぐ調理を始めた時とほぼ変わらずです。
ハッキリクッキリ玄米の殻を感じることが出来ました。
調理中どれだけ煮込んでもシャバシャバで全くとろみが出ません。
という事で、再度調査をしてやり直したところ、ようやく柔らかくなりました。
難しい事はなく、調理する一時間くらい前から水を切るだけでした。
それでも一般的なお米に比べるとクッキリハッキリですが、旭一号の発芽玄米ではこれが限界だと思います。
煮詰めていって最後バターでモンテ(とろみをつける)するとそれなりになりました。
もしかすると最初からバターを吸わせた方がよいのかもしれません。