アミノフィッシュ7を畔際に散布してから一週間近く経過しますが未だとても臭いです。
鍬で溝切りをやりながら泥が灰色ではなく赤い事に気が付きました。
恐らく光合成菌だと思います。
育苗時にも似た光景を見ました。
窒素固定、硫化水素を処理、水を浄化できる重要なものです。
腐るのか、発酵するのかで味が全く違うと思います。
魚系肥料は直接的に植物の食味をあげるのではなく、光合成菌のエサとなり硫化水素を減らし窒素を固定する、土作りのための肥料だと思いました。
春になってバタバタ動くのではなく、米糠と魚を発酵させている肥料、バイオの有機Sを秋に20kg/10a撒く、これが土を作る上でとても良いような気がしました。
春までに土の発酵力を強化できれば還元状態でも硫化水素の発生をかなり抑えてくれるはずです。
さらに米糠など撒かなくてもトロトロ層を容易に作れる=雑草が生えにくい、無農薬水稲にはとても大切です。
今や米・食味分析鑑定コンクールは中央アルプスのような綺麗な水と高地に独占されています。
ガス沸きが起こるような田んぼは問題外なはずです。
土ついでに畑の土です。
元々は「細粒質班鉄型グライ低地土」という最も粘土質の土です。
pH5.0という問題はあるものの栄養素は最強でした。
畝には竹林、広葉樹の落ち葉を5cmくらいの厚さで置きマルチをしました。
マルチは突風で飛ばされましたが、それから三か月後の土です。
除草は面倒なのでやっていません。
もう微生物に分解され落ち葉は殆ど分かりませんが上から踏むとフワフワしています。
ここにC/N比の低い堆肥や肥料、草を置いていたら腐敗し、虫や病原菌にやられていたと思います。
森のように落ち葉が分解される過程で微生物が植物に必要な栄養素を少しずつ送ってくれる、森の再現です。
草が少ないのは種の上に落ち葉が積み重なり遮光していたのだと思います。
長雨で全滅した集落の慣行農家、その中で唯一生き残った畑のキュウリやズッキーニを見て確信を持てました。
大豆の花はかわいいですね。
ただ、マメ科はこの農法に合ってないように感じます。
トウモロコシの皮を少し剥いてみましたが、真っ白でまだまだ、そっと戻しておきました。
カボチャは見るたびに大きくなっています。
ウリ科はスピード感があって面白いです。
こんないじけたナスの苗でした。
死にかけていてもとりあえず植えてしまえばなんとかなる、事が多いと思いました。
今日はカメムシ用殺虫剤ヘリコプター散布の直撃を受け具合が悪くなりました。
殆どの人は何ともありません。
新型コロナウイルスにそっくりですね。