僕はアパレル職に就いた事がない素人です。
服好きになったキッカケはバンド時代、ステージに立つようになってからでした。
髪型や服装で9割が決まる、アマチュアバンドを見に来るような人は格好良いイメージの人を探しに来る女の子が殆どだと感じていました。
それ以降もイメージを作る事が自然になり普段着、スーツ、どれも「自分がどう見えるのか」を意識していると思います。
僕の世代は古着や渋カジ、ドメブラ系、クラシック派、スポーツマンはドルチェ&ガッバーナなんかが流行っていました。
僕はスポーツ系だったのでマッチョなイメージだったと思います。
今は「コレ!」というこだわりがなくTPO優先です。
僕は東京23区しか知らなかったですが田舎暮らしを通じて「ファッションはどこに住むかも凄い影響しているんだな」と感じました。
秋田では農作業着がTPO、京都では古着がTPO、ジャケパンでも「東京から来たな」と構えられてしまいます。
ハイブランドやバシッとしたスーツを格好良いと考える人が多いのは東京23区内の一部だけかもと今は思います。
今シーズンのショーですがいつも凄いなと思うのがエルメス、ここ数年間はグッチとヴィトンが面白かったのですが今回はサカイが良かったです。
色の使い方が好きだったドリスヴァンノッテンが引退、レディースだとイザベルマランのアバンギャルドな感じ、ここら辺はトゥモローランドの社長さんに近いと思います。
京都で一番楽しく話せるのはアパレルの人、エルメスやグッチ、高島屋のメンズバイヤーさん、ジョンロブ、アークテリクス、あくまでも仕事という感覚で働いている人が多いですが、中には服が好き過ぎて孤立しているような人もいて、そういう人を探し出すのが楽しかったりします。
40代男性のアパレル職となると色々考えないといけない年齢のようで「何の話しやねん」という事も少なくありません。
趣味を仕事にするんだったらアパレルが良かったのかなと思いますが同意するアパレル店員さんはおらず、それはそれで難しいようです。