繁華街の飲食店では近くに住んでいるのかよく聞かれます。
東京ほどではないものの物凄い数の飲食店が狭い地域にあります。
観光客目当てなのは明らかで市民だけでは過剰です。
今の時期の京都はイベントもなくどこのお店も閑古鳥が鳴いていて必死です。
キャパが決まっている飲食店は悪い時にいかに稼ぐかがポイントになります。
そこで出てくる常連贔屓です。
一見さんは時期が来れば腐るほど押しかけてくるので相手にする必要がありません。
僕らも最初の頃はそういう扱いを受けました。
今は初見の店でもそういう扱いを受ける事がほぼありません。
相変わらず標準語、関東弁を話しているので言葉ではありません。
ファッションです。
綺麗目な格好をしている人を別の地域の人と認識しているように思います。
東京だと銀座で高級なランチを食べますという時にトレーナーにデニム、スニーカーだと「ちょっとどうなの?」となると思いますが、こちらでは1万円を超えるフレンチでも全然OK、むしろそのくらいリラックスした格好の方が店員さんが優しい気がします。
その恰好が良いか悪いかではなく「もしかしたら近くの人かも」という認識かもしれません。
今日も美味しく食べて帰ろうかと思ったらオーナーさんが外まで出てきて開口一番「お近くですか?またよろしくお願いします!」とニコニコされました。
トレーナーにデニム、スニーカーです。
隣の人はドレスっぽいお姉さま方、ワイシャツにシルクストールをしているおじ様にドレスアップしたおば様、さすがに「場違いだったかな」と思いましたがそんな感じでした。
参考になるか分かりませんが京都観光の際には、近所のスーパーに行くくらいの格好で「忙しくて大変ですね」と一言いえばそこそこ高いお店でも良い接客を受けられる可能性が高まると思います。
まれに他の客を無視して「そうなんです、・・・・」と延々愚痴ってくる人懐っこい方もいるので注意です。
間違ってもブランド物のバッグを持って写真をパシャパシャはやってはいけません。