ふらっと町中華を食べ帰途に、化学物質過敏症患者にはリスクのある行動です。
柔軟剤まみれの店員、狭い席の両脇におっちゃんおばちゃんがギュウギュウ、調味料や材料も何を使っているか分からない。
化学物質過敏症がフッと治った時、一番最初に感じたものは、アスファルトのホコリでした。
世界が「子供の頃に見た夕方の景色」に見えた事を覚えています。
たぶん、子供の頃から化学物質過敏症の症状があったんだろうと思います。
今日はそれに続いて、ガヤガヤした中華屋の中の狭い席で「チャーハンと酢豚!」と注文している時に「俺帰ってきたんだな」と、昭和の雰囲気を感じました。
新人の店員さんが、緊張でオーダーを間違えても、優しく接している自分に気がつきました。
油物に気を付けるだとか、バランスの良い食事をとか、よく噛んで食べるとか、そんなのは健常者でも当たり前、野菜スープやグルテンフリーは珍しい事でもなく、もはや病気のために特別にやっている事はないと。
仕事やプライベートでも、タイミングを合わせたかのように色々な事が動き出し、少しずつ病気の記憶は薄れていくのだろうと思います。
「体に悪いもの一覧」という情報は持ったまま。