※ フラッシュバックの可能性、悪化の可能性があるので、今辛い人、ある程度治った人でも見ない方が良いです。

京都に引っ越した年の夏、家内が白髪染めをしたいと美容室に行きました。

もちろん病気を理解しているのでヘナで染める事を店員に依頼しました。

ところが店員が化学染料を使用し、家内もそれに気が付かず僕の発作が始まりました。

震え、ムカつき、発汗、精神錯乱、過去最大の発作です。

「てめぇは俺が病気の事を知ってていつも何やってんだこの野郎」

「誰が間違えたとか関係ねぇんだよ、行ったてめぇが悪いんだよ、チャラチャラしてんじゃねぇよ」

「俺はここにいられなくなったらどこに行けばいいんだよ、頭沸いてんのかこの野郎」

どれだけ言っても僕と一緒にいたいのは知っていました。

なので、二度と軽い気持ちで毒を持ち込ませないように、トラウマが出来るまで徹底的に追い込みました。

今も可愛い人形を見ていたり、ガチャガチャをやりたそうにしていますが「イヤ、いいよ、要らない」。

僕もやらせてあげたいですが、その少しの甘さが次こそは終わってしまうかもしれない事をお互いに知っています。

「いますぐバリカンでハゲにしろ」

「身内のテメェがこんな事するならもう死んだ方がマシだよ」

この一言が一番辛かったようで、精神が壊れた感触があったので一か月ほど出て行ってもらいました。

長かった髪をボブまでカットし、家に帰ってきてからも数か月はシャワーキャップをつけ生活をしてもらいました。

僕の病気は一気に悪化し、浴槽の使用は禁止(塩素が辛い)、洋服の殆どはダメになり家財道具はお互いに必要最低限まで全て廃棄しました。

殆どの物が駄目なのか良いのか分からないグレーな物ですが、生きていくのに必要ないものは全て捨てました。

物に関しては今でも購入後ダメな事が分かる事があり未使用のままゴミ捨て場に直行、またはベランダで数か月、数年単位で放置します。

処理に時間がかかり四か月後断食をします。

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