昨日稲刈り、そのまま乾燥機へ。
今日は籾摺り、精米、実食です。
機械がザルで振り分けてくれます。
農業も石油、機械、電気無しでは存在できません。
自然相手なだけに工業より不確定要素が多いと思います。
屑米が排出されています。
ゆうだい21は半分が屑米でした。
あきたこまちは慣行米と変わりませんでした。
細かいゴミを出すところです。
ゴミを取り大きさが揃った玄米だけが出てきます。
ボーっとしてても指定した重さで止まるので便利です。
ヤマト運輸さんは25kg以上だと特別料金で高くなるので25kgに再調整します。
精米すると10%軽くなるので段ボールに入れてちょうどよい感じです。
出来上がりです。
端数の米を持ち帰りコイン精米、実食です。
あきたこまちの第一声「ウチの子じゃない」。
砂や雑草の雑味=無除草、嫌な臭い=排水不良、1年間自分で見てきたので原因がよく分かります。
耕作放棄地、工作不利地、水のコントロールが難しいところで美味しいお米は作れない事が分かりました。
師匠曰く「肥料が少ない米は美味しくないって昔から言うよ」。
無堆肥、無肥料だと土と水の味しかしないので、そのクオリティが思いっきり出ると思います。
美味しい野菜が出来る畑の土を食べる人がいますが、田んぼも同様、土や水を味見して美味しくないとダメだろうと感じました。
ヘドロ状になる湿田だとこうなります。
ガッカリしたところでゆうだい21の試食です。
第一声「さすが、素人が作っても美味しくなってしまうコンテスト向け品種」。
手で解体した穂の印象と同じく、絶妙な香ばしさ、後からくる甘味、歯ごたえ、物凄いバランスです。
ただ、ダイヤモンド褒章の桑原健太郎さんと比較すると雑味、水質の違いが歴然です。
ゆうだい21圃場は香害がなかったので思う存分出来ました。
最後海水を入れるタイミングで土嚢が流され入水出来なくなったことが心残りです。
品種改良をされた宇都宮大学の方々へお礼を言いたいと思います。
ゆうだい21でコンテストに出品します。
終わってみて気が付いた事、僕は米作りが大好きなんだなと思いました。